アニメの考察・感想

かくしごと徹底ネタバレ 結末・最終回ラストは?未来編事故で記憶喪失の父後藤可久士は最後どうなる?

かくしごとは2020年にアニメ化がスタートした、漫画家の日常を描いているギャグコメディ作品。

「傑作」「2020年春No.1アニメ」などの声もあがるなど、多数の視聴者から高評価を得ています。

中でも特に話題なのが、姫ちゃんが18歳の高校生として登場しシリアスな展開と不穏な空気流れる「未来編」ですね。

このページではかくしごと未来編のネタバレ、ストーリーの結末・最終回ラストはどうなるのかなどを徹底解説しています。

かくしごとの原作はアニメ最終回に合わせて完結することが決定!

久米田康治さん原作のかくしごとは、「月刊少年マガジン」にて連載中です。

しかし18歳歳姿で現れる現代ストーリー版は雑誌には載っておらず、単行本にて先行書き下ろしされています。

具体的には1巻ごとに8ページのフルカラー掲載で、これは放送中のアニメでも同じ方法がとられています。

さらに大きな事実として、かくしごとは漫画12巻で完結することが決定しています。

これは原作者の久米田康治さんがアニメ化が決まった時に、そのアニメの最終回に合わせて漫画を完結させると決め、公言までしているのです。

もともと久米田さんは長く連載する予定ではなかったそうですが、アニメの都合で原作を終了させるというのは、前代未聞ではないでしょうか。

そしてかくしごとの最終巻となる12巻は6月13日に発売、アニメ最終回の12話は6月18日に放送されます。

現在は5月末、漫画は11巻・アニメは9話まで放送が終了しています。

以下では今までで明らかになっている、かくしごと未来編のネタバレを紹介していきます。

かくしごと現代版・未来編のネタバレを徹底紹介!

1巻:18歳の姫が鎌倉の家で父の隠し事を知る

「隠し事はなんですか?」という意味深な言葉と、電車に揺られる高校生の姫。

電車が止まり姫が降りたのは、鎌倉の「七里ヶ浜駅(原作ではひらがなで「しちりが〇ま」となっている)」

そして姫は地図を片手に、駅の裏手にある100段もの長い階段をひたすら上がる。

階段を上がった先にあったのは古びた一軒家で、その倉庫の入り口は南京錠によって施錠されています。

どうやら姫が18歳になった誕生日に、その一軒家の倉庫の鍵が誰かから送られてきたようで、姫はその鍵を使って扉を開けます。

明けた先にあったのは、鎌倉の潮風に煽られて舞う漫画原稿。

それを見た姫は、サラリーマンといっていた父親の隠し事は、「書く仕事」だったことに気づきます。

シーンが変わり、階段の下で姫の様子を見届けている墨田羅砂と十丸院五月。

十丸院は鍵を渡したのは羅砂かと聞くも、自分にはそんな権利はないと否定。

後藤が今まで隠し通せたことに感心する十丸院だったが、羅砂いわく姫は知る気がなかったとのこと。

飛び散った原稿を集め終わった姫。

本棚に置いてある後藤可久士作「風のタイツ」を読み、隠す必要はなかったとつぶやく。

さらに姫は、この鎌倉の家はずっと生活していた中目黒の自宅と全く同じ造り、間取りであることに気づく。

引きのシーンにて、「売家」の看板が立っている中目黒の実家。

2巻:父が隠したのではなく姫が知ろうとしなかった

雑草が生い茂り、長い年月にわたって手入れがされていないであろう、中目黒の元後藤家を眺める筧亜美。

亜美はそのまま通り過ぎ商店街に入ると、50円均一の棚に置かれている風のタイツの単行本を発見する。

鎌倉にいる姫の様子をうかがう十丸院は、なぜそこまで漫画家であることを隠したのか疑問に思う。

それを受けて、後藤には何かしらのトラウマがあったと予想をする羅砂。

室内の姫は父親は読者から嫌われていたのかと考えるも、後藤可久士宛てに送られてきた届けられた温かい内容のファンレターを発見する。

それを見て、父は漫画家として愛されていたことを知り嬉しそうに笑顔を見せる姫。

さらに本当は父が隠していたのではなく、自分こそが本当のことを知ろうとしなかったのだと気づく。

父が何の仕事をしているのかを知ることで、2人の幸せな生活が壊れてしまう気がしていたとのこと。

さらにシーンが変わり階段途中。

姫の小学校時代の同級生だった橘地莉子・古武シルビア・東御ひなの姿があり、3人は姫が心配で付いてきたとのこと。

当事者の姫は何かに気づき家の押し入れを開けると、17才~20才までの4つの箱を見つけます。

3巻:中目黒の箱の続きは父親作

姫が中目黒の家にも置いてあった、箱を思い出す過去シーン。

この「箱」というのは以前に住んでいた中目黒の家の押し入れにあり、もともとは姫の母親が生前に用意したもの。

1歳につき1箱ずつ存在し、姫の年齢に合わせて必要になるであろう物が箱の中に入れられていたのです。

ですがそこに入っているのは、衣類・本・DVD・文具・雑貨など他愛もないもので、ほとんどが流行とはかけ離れて困惑するものばかりでした。

でもだからこそ母が存在した時間を感じることができ、姫にとっては愛おしい感情を感じることができたようです。

シーン変わり、現代の鎌倉の家。

17才~20才の箱を眺め違和感を感じ、倉庫に戻って漫画原稿を確認する姫。

そこにある17ページの番号と箱の17歳の文字を見比べ、お父さんの字であることを確信する。

中目黒の箱の続きは母親ではなく父親が用意したものだと分かり、その箱をギュッと抱きしめる姫。

4巻:箱に入っていたのは家族が望んだ一番の夢物語

父親が用意してくれた箱を開けると、そこには茶封筒に入っていた漫画原稿。

その漫画は剣も魔法も出てこないどころか、何の事件も起きない退屈なもの。

具体的には、父・母・娘の3人家族が平凡な生活をおくるという内容です。

その漫画を見て泣き崩れる姫。

父が心底願っていたことを知り、娘の姫にとってもそのつまらない日常こそが家族にとって一番の夢物語だったのです。

シーンは変わり、ずいぶんと古びた雰囲気を醸し出している書店。

そのレジには志治仰が立っており、お客さんが入ってくると「いらっしゃいませ」とあいさつをする。

ある1冊の本を手に取りレジに持っていくお客。

その本は「消えた漫画家」というタイトルで、表紙には数人の漫画家の名前の中に「後藤可久士」と書かれている。

代金を支払い店を出ていく客に対して、志治は「それうそですよ」とつぶやく。

再びシーンは変わり、鎌倉の階段途中。

姫の帰りを待つ3人のクラスメイトの元に、元担任の六條一子が訪れる。

ジャージではなく美しいワンピース姿の先生に驚く元生徒をよそに、「良いニュースと悪いニュースがある」と告げる一子。

5巻:後藤可久士はすでに漫画家を引退していた

立て付けの悪そうな引き戸を開け、縁側に座る姫。

そこにある庭の風景も違いは海が見えるぐらいで、あとは中目黒の家と同じという感想を持つ。

なぜ同じなのか疑問を持ちながらその場に寝転ぶと、部屋の障子の上部分に絵が描かれていることを発見します。

それは今いる鎌倉の風景が描かれている絵のようで、坂の上にある家の窓からは3人家族が外を覗いているのが分かります。

その絵を見てこの鎌倉の家は、自分と父・母の3人が本来暮らすはずの家だったことに気づきます。

シーンが変わり、海岸沿いのカフェに座り談笑している羅砂と十丸院。

実際にこの鎌倉で漫画を描くのは無理だったのかと考える十丸院に対し、無理ではないがやはり難しいと羅砂。

その理由として、こんな田舎に1人子供を育てるのは厳しいということ。

さらに田舎で職業漫画家は目立つので、都会で埋没したかったのだろうと後藤可久士の心情を想像する。

そして鎌倉の家は思い入れが強いので、中目黒に同じ間取りの家を建てたのだと予想する。

ここで姫の回想シーン。

どうやら後藤可久士は嫌なことや不安があると、入り口ではなく縁側から帰ってきたとのこと。

そしてある日縁側から帰ってきた父が、「スキルアップ」「ヘッドハンティング」という言葉を使い、転職が決まったことを姫に告げる。

そんな過去を振り返り、あの時に父は漫画家を辞めたということに気づくと同時に、その理由について疑問を持つ。

さらにシーンが変わり羅砂と十丸院。

後藤可久士がなぜ描くのを辞めたかの話題となり、自ら筆を折ったことを話している。

さらに羅砂は姫だけでなく読者にも隠し事をしていたとし、悲惨なプライベートを読者に知られるのはギャグ漫画家にとっては致命的とのこと。

6巻:姫を「姉さんと呼ぶ」謎の男子高校生が登場

一子先生と元同級生の横をすり抜けて、どうやら後藤の鎌倉の家に向かっている男子高校生の姿。

そんなことも知らず寝転がっている姫だが、この家はまだ売られていない自分たちの持ち家であることに気づいて起き上がる。

だとしたらいつ誰が帰ってきても暮らせるようにしたいと思い、物置から掃除道具を取り出す。

綺麗に掃除し終わり満足そうな表情を浮かべるも、なんとなく不穏な違和感を覚える。

それはずっと放置されているはずの家なのに、綺麗すぎるということ。

さらに置いてあった掃除道具自体が新しいものだとし、誰かがこの家に定期的に出入りしていることを想像する。

シーンが変わり羅砂と十丸院。

後藤が置かれている当時の状況を隠しながら、下ネタを描いていたことについて、それが読者にバレると不謹慎といわれても仕方ないとのこと。

だが漫画を描くしかできなかった後藤可久士にとって、まだ小さかった姫を育てるにはその方法しかなかったという。

さらに、後藤が漫画家以外の仕事を始めようとしたようなことを言う。

姫は家の鍵を握りながら、この家の手入れを定期的にしているのは鍵を送ってきた人かなと想像する。

そんな中、姫に向かって「はじめまして、姉さん」と告げる、謎の男子高校生。

見覚えのない人間に「姉さん」といわれたため、父親の隠し子だと勘違いして質問するも、その男子高校生はアッサリと否定。

7巻:後藤可久士のもう1つのかくしごとが判明

突然訪れた男子高校生に、不安そうな表情を浮かべる姫。

そして後藤可久士は本当の父親ではなく、自分こそが誰かの隠し子なのかを聞く姫。

その男子高校生はそれも否定し、むしろ隠し子なのは後藤可久士だという。

シーンが変わり、同級生と一子先生。

さっきすれ違った男子高校生は歌舞伎役者・石川歳蔵の息子で、最近テレビで襲名式をやっていたことに気づく東御ひな。

再び姫と男子高校生、後藤可久士は歌舞伎役者・石川歳蔵の妾(愛人)との間にできた子供とのこと。

さらにその男子高校生は石川歳蔵と本妻の娘の子供だということで、後藤可久士と自分の母親は腹違いの兄弟になることを告げる。

父親が有名歌舞伎役者の隠し子だったことを聞いた姫だったが、特にショックを受けた感じはない。

むしろ自分と父親が実の親子だったことに、心底安心している様子をみせる。

そうなると姫とその男子高校生は従妹になるのだが、その点も特に疑問に思うところはない感じ。

シーンが変わり海沿いの美術館。

姫の母親の父親で日本画の大家である、「戒潟 魁吏(いましがた かいり)」の作品を眺めている羅砂と十丸院。

後藤可久士が結婚の際に猛反対を受けたのは漫画家という理由ではなく、歌舞伎役者と日本画家との確執によるとばっちりだったのかもと想像。

さらにシーンが変わり、バスから降りて工場のような場所に到着した千田奈留。

受付にて以前ここで働いていた人として、後藤可久士の写真を見せながら話を聞きたい旨を告げる。

8巻:漫画家を引退した真相とその後の不幸な事故

後藤についてインタビューしたい千田だったが、個人情報を盾に受付で一蹴されてしまう。

仕方なくのでその場を後にした千田に、後藤と一緒に働いていてあの日も現場にいたという男性が現れる。

その男性とカフェで向かい合う千田、机には「週刊文潮記者 千田奈留」と書かれた名刺。

その男性に対し、後藤については個人的な興味であり記事にするつもりはないことを告げる。

了承した男性は、現場で発生した事故について後藤のミスではないことを強調する。

ここで回想シーン。

倉庫の天井につきそうなぐらい、高く積みあがっている「週刊少年ジャンポ」。

後藤がそのジャンポを移動させるためフォークリフトで持ち上げようとした瞬間、そのジャンポの山が落下。

かなりの高さから落ちてきた大量のジャンポに、後藤は下敷きとなってしまいました。

その同僚の男性曰く、ジャンポを先読みしたかった人間が1冊抜いたため、積み荷のバランスが悪くなっていたとのこと。

さらにその同僚は、ジャンポを抜いた犯人は絶対に後藤ではないことも強調。

なぜなら以前、後藤はその男性に漫画が嫌いということを言っていたとのこと。

シーンが変わり、美術館の羅砂と十丸院。

事故当時を思い出し、漫画から逃げ選んだ仕事先で漫画に押しつぶされる事故に遭う後藤の話をする。

さらに羅砂によれば、当時の後藤可久士は経済的にかなり困窮していたようです。

なぜなら漫画で稼いだ金はすべて、海難事故で行方不明となった奥さんの捜索に使っていたとのこと。

後藤は妻が生きていることをずっと信じながら、姫を育て漫画を描いていたのでした。

そんな生活が続き姫が中学に入学したころ、ある1つの記事が週刊文潮に掲載されてしまいます。

それは行方不明になった妻を待ち続けながら、男手1つで娘を育てる漫画家というもの。

下ネタを扱うギャグ漫画家の後藤だったのだが、そんな美談を暴露されてしまったため、当時の読者からは最悪の反応だったようです。

後藤自身もこんな美談が知られてしまっては、もう自分が描いた漫画で笑ってもらえないとし、漫画家を辞める決意をする。

そして打ち切り漫画として、連載中だった風のタイツは最終回を迎える。

そんな話をしている羅砂と十丸院がいる美術館で、どうやら全国高校生美術展が開かれている様子。

そして2人が立っている展示作品には、「大臣賞」「後藤 姫」と書かれいます。

どうやら姫は、おじいちゃんの方の才能を濃く受け継いでいるようです。

シーン変わり、再び姫と男子高校性。

家の鍵を送ってきたのは、この男子高校生の母親(石川歳蔵の本妻)という話。

後藤可久士は自分の身に何かあった時、鎌倉の家を売って姫の生活の足しにしてほしいと、家の鍵を託していたようです。

家にある漫画原稿などを処分してない理由について、母親は後藤可久士の仕事を姫に見せたかったのかもしれないと男性高校生。

9巻:昏睡状態で寝続ける後藤可久士が意識を取り戻す

姫と男子高校生は倉庫に移動し、置かれている漫画原稿を見る。

それらの原稿の感じから、連載自体は5年ほど前に終了している様子だった。

男子高校生が未完成の原稿に気づいて疑問に思うも、おそらくPCで仕上げたと姫は予想。

その後の原稿は再び手技で描かれているのを確認し、その当時の後藤可久士の迷走ぶりがうかがえる。

さらに男子高校生は、自分の父親が漫画家だということに本当は気づいていたのではと姫に尋ねると、姫は本当に知らなかったようです。

シーン変わり、美術館の羅砂と十丸院。

漫画家は特殊な仕事だから、知ろうとしなくても気づくのではと思い何らかの理由を考える。

それに対して羅砂は心当たりがありそうな感じだったが、そこでスマホに着信が入る。

さらにシーンが変わり、病室にて後藤可久士のお見舞いをしている千田奈留。

記事を書いた後悔をしている様子の千田、そのまま病室を後にする。

廊下で男女の看護師とすれ違い、どうやら昏睡状態で1年近く寝続けてると後藤の話をしている感じ。

そんな時に何かあったのか、大至急先生を呼ぶよう看護師に指示が入る。

シーンが変わり、鎌倉の家から出ようとする姫と男子高校生の元に、外から慌てた様子の声が聞こえてくる。

なにかと思い外に出ると、そこには六條一子の姿。

一子は後藤可久士の意識が回復したことを姫に告げる。

10巻:姫が10歳までの記憶しかない父親

大急ぎで鎌倉の階段を駆け下りる姫。

向かった先はもちろん、後藤可久士が入院している大学病院。

ベットから起きた状態の父親に対し挨拶すると、誰かわからず娘とは認識されてない様子。

どうやら後藤可久士は、事故のショックで記憶喪失になっているようです。

漫画でも今どきそんな展開はないと十丸院。

羅砂が本当に姫のことを忘れたのか後藤に確認すると、忘れるわけないとのこと。

ただし後藤の中では、姫はまだ10歳の小学生という認識のよう。

さらに自分の横にいる姫に向かって、この子は中学生(実際は高校生)だから姫とは違うことを告げる。

シーン代わり、医者から話を聞いている姫。

どうやら今の後藤は姫が10歳のころの記憶のままで、その後の7年間の記憶がスッポリと抜け落ちているようです。

なぜ姫が10歳の時の記憶まではあるのか、疑問に思う十丸院。

それに対し羅砂は、後藤が仕事もプライベートも一番楽しかった時期だったのではと予想する。

再び病室の後藤可久士。

まだ小学生のはずの姫が心配という一心で、病院から脱走を試み看護師に止められている。

その様子を見守っている羅砂と十丸院。

全部本当のことをいうのは逆効果らしいので、後藤自身がすべて思い出すのを待っているようです。

羅砂は姫が今の姿を見たら心配するという旨を後藤に告げると、それには納得する。

さらに指先ぐらいしか動かない後藤に対しリハビリするよう励ますと、その「指先」というキーワードに後藤は反応。

姫に会えないなら、せめて読者のために連載中の風のタイツの続きを描くと意気込んでいる。

どうやら後藤は風のタイツが連載打ち切りになり、最終回を迎えて完結していることも覚えていない様子。

11巻:当時のアシスタント総集合で風のタイツを描く

後藤の病室に、志治仰・墨田羅砂・筧亜美・芥子駆と当時在籍していたアシスタント全員が集合。

何やら作業をしている様子をみて十丸院が問いかけると、風のタイツの続きを描いていると後藤。

どうやら後藤の記憶を戻すキッカケになればいいと思い、連載当時のアシスタントが総集合しているもよう。

今やマンガジンの看板作家になっている羅砂は、巻き込まないでほしそうな十丸院。

しかし羅砂は、2週ほど作者都合で休載してほしいことを十丸院に告げる。

楽しそうに作業していた後藤だったが、自分はなぜ入院しているのかを改めてアシスタント達に問いかける。

答えに苦しんでいるアシスタント達をよそに、十丸院はジャンポに潰されたことを教える。

十丸院は文字通りの意味でいったのだがそれを聞いた後藤は、自分の才能に脅威を感じたジャンポが刺客を差し向けたと勘違い。

病室での作業が終わり、後藤の中で今も担当編集者である十丸院に原稿を渡す。

受け取った十丸院はしらじらしい顔で、今週も面白いと褒める。

そのやりとりを見ていた志治だったが、後藤が7年前に描いていたものと全く同じ内容を描いていることに驚きをみせる。

7年前に自分が描いた風のタイツをトレースしたかのように、話がすべて一致しているとのこと。

だとしたらこの調子で原稿を書いていけば、最終回には記憶が戻るかもと推理する羅砂。

それを聞いて、時間がかかりすぎると呆れた感じの十丸院。

病室の隅で座っていた姫は、生き生きと漫画を描いている父親の姿を、病室の隅で見ていた姫は嬉しそうな様子を見せる。

しかしもし記憶が戻り、同じ話を描いていたことを本人が知ったらガッカリするだろうと考える。

であればいっそのこと、単行本の最終巻を後藤に見せることを冗談っぽく提案する志治。

だが十丸院はすでに実行していたようで、それは失敗に終わっていた。

風のタイツの最終巻を見せても、後藤はタチの悪いドッキリだと意に介さなかったようです。

その話を聞いた志治と筧は、単行本ではなく印刷物じゃないと説得力がないのかもと予想。

一部始終を横でみていた姫は、鎌倉の家を思い出して立ち上がり走り出す。

いわくお父さんに全部思い出してもらい、さらに新しい話を書いてもらいたいとのこと。

かくしごと未来編の結末・最終回ラストを考察

以上が2020年5月末までで分かっている、かくしごと未来編のあらすじとネタバレです。

この物語の結末がどのようなラストを飾るかは、6月13日に発売される漫画最終巻12巻で明らかになります。

とはいえ最終回の展開について、いろいろと想像を巡らせてる人は多いでしょうね。

私もその1人なので、ここで未来編の最終回を大胆予想していきたいと思います。

まず11巻の終わりに姫が父親の記憶を戻すために、あることを閃きました。

これは鎌倉の家に置いてある漫画の生原稿を後藤可久士に見せ、記憶を取り戻してもらおうということだと思います。

さらに直前の十丸院と羅砂の会話から、その生原稿は打ち切りとなった風のタイツの最終話だと推測。

その原稿をみせられた後藤はすべての記憶を取り戻し、姫の望む「書く仕事」に復帰するという結末を迎えると思います。

この予想の前提となるのは、かくしごとの未来編は1話8ページしかボリュームがないこと。

なのでそこまで練りに練った、複雑な内容の最終回にはできないだろうということです。

ですが原作者はあの鬼才・久米田康治さんなので、もしかするととんでもないどんでん返しの最終回が待っているかもしれませんが・・・。

かくしごと未来編にある伏線・謎のネタバレを独自解説!

かくしごと未来編のネタバレは上で紹介してきました。

ですがページの都合上で説明不足だったり、本編に連動して軽く伏線が貼られていたりするので、見落としている人も多いでしょう。

ここからは、かくしごとの未来編における謎について、明かされている情報を元に独断で解説していきます。

姫の父親・後藤可久士は死亡してないが事故に遭い記憶喪失に

かくしごと未来編にて原作未読のアニメ視聴者からは、「姫の父親・後藤可久士は死亡したのでは?」という感想の声が多かったですね。

実際に主人公の後藤可久士が全然出てこず、あまりにも不穏な内容だったのでそう思っても仕方ないでしょう。

またそこからの急転直下の展開に、「ラストの結末はどうなるの?」と動揺の声も少なくありません。

実際に後藤可久士は死んでるわけではなく、事故に巻き込まれ現在は記憶喪失になっています。

しかも連載中だった風のタイツは最終回を描き終わり、そのまま漫画家を引退していました。

理由は後述してますが、その後に経済困窮状態の後藤は小学生の姫を食べさせるため、経験したことない肉体作業・現場仕事に入ります。

ですがそこで事故が発生して高く積みあがったジャンポの山が崩れ、後藤はその下敷きとなります。

これが人気雑誌のジャンポではなく、かつて自分が掲載していたマンガジンだったなら、ここまで高くは積まれてないので助かったかもしれないという皮肉ぶり。

その事故よって後藤可久士は緊急入院、1年もの間起き上がることなくずっと眠り続けていました。

そんなある日、後藤は目を覚ますも記憶喪失になっており、高校生まで成長した姫を見ても本人だと分からない様子。

後藤は姫が小学生だった10歳当時の以降の記憶は、すべて忘れてしまっていたのです。

漫画家引退の原因を作った犯人は千田奈留

後藤可久士が漫画家引退を決意したのは、週刊誌に自分の美談が載ってしまったことが理由です。

その記事は「妻を待ち続ける漫画家」という内容。

実際に後藤は妻が行方不明になってからの10年間、生きていることを信じながら漫画を描き続けてました。

そしてこの暴露記事を書いた犯人は、アイドル志望の女子高生として本編に登場していた千田奈留です。

これはかくしごと未来編にて、「わたしがあんな記事を書かなければ」と後悔している描写から分かります。

千田はもともと「大人の男性」として、後藤に対して片想いのような感情を抱いていたキャラです。

なので好意はあれど、憎悪の感情はありませんでした。

ではなぜそんな記事を書いたかですが、これは後藤を陥れるためや自分の手柄のために書いたのではないと推測します。

おそらくは美談を世間に知らせることで、後藤が漫画家として注目され今よりも人気作家になると考えたのではないでしょうか。

ただし後藤可久士が描いているジャンルは、下ネタ付きのギャグ漫画。

秘密を知ってしまった読者の反応は、「もう後藤の描く漫画では笑えない」という冷たいものでした。

そしてデビュー以来ギャグ漫画を描き続けてきた後藤自身も、「もう何を書いても笑ってもらえない」と考え引退を決意。

千田からすれば、良かれとしてやったことだと思いますが・・・。

彼女がその記事さえ公表しなければ、後藤は姫の成長を見守りながら漫画家をずっと続けていたのだと思います。

あと追加のネタバレですが、アイドル志望だった千田がなぜ週刊誌の記者になったのか

これはかくしごと本編で、そのきっかけとなるエピソードが載っています。

その内容は、千田の知人が何者かに拉致されたということで、後藤と2人で探偵ごっこをするという話。

実際のオチはただの写真撮影で、現場は後藤の中目黒の家とのことでした。

その時におまけで撮ってもらった姫のポラロイド写真を見て、「人を惹きつける天性のものが自分にはない」として、千田はアイドルになることを諦めます。

さらに後藤との探偵ごっこが楽しかったため、将来は事件を追う記者になりたいという願望を持ったのです。

漫画家を辞めた後藤はなぜそこまで困窮していたのか?

週刊誌に自分の暴露記事が出たことで漫画界を後にした後藤は、経済的にかなり貧窮状態にありました。

ですがここで疑問が残ります。

本編で貧乏設定などなかったわけですが、なぜそんなに家計が苦しくなっていたのか?

というのも週刊誌に作品を連載できるほどの漫画家って、かなり稼いでいるはずですよね。

後藤が描いていた風のタイツは人気的にはイマイチでしたが、とはいえ人気雑誌マンガジンの連載作家です。

後藤のトラウマとなったデビュー作も含め、単行本になっている過去作からの収入もあるでしょう。

さらに他誌の漫画原作、ラノベアニメのキャラデザ、本のインタビューなど細かい仕事も引き受けていた描写もみられます。

さらに後藤自身も家計を心配した姫に対して、「そこいらのサラリーマンよりは稼いでいる!」と豪語していましたね。

それなのになぜ後藤は経済的に困窮し、慣れない肉体労働の仕事をしなくてはいけなくなったのか?

この理由ですが、後藤可久士にはほとんど貯金がなかったからで、仕事で稼いだお金はすべて妻の捜索費用に使っていたのです。

これは原作本編で、「船舶チャーター費」「ダイバー人件費」「燃料費」などの名目が描かれた請求書が自宅に届く描写があります。

妻は生きていると信じ、見つけ出すためにはお金に糸目をつけなかったわけですね。

その当時も毎月高額請求されることに、不安そうな顔をしていたのが印象に残っています。

なので後藤が漫画家を辞めた後の生活には余裕などなく、なりふり構わずどんな仕事でもする必要があったのでしょう。

後藤が人生で一番楽しかったのは姫が10歳の頃だった

後藤は仕事中にジャンポの下敷きとなり、記憶喪失後に覚えていたのは、姫が10歳当時の記憶まででした。

この現象について羅砂は、「後藤が仕事もプライベートも一番楽しいと感じていた時」と推測しています。

つまり、

・事故に遭った妻を待ち続けながら漫画を描いていることが世間にバレたこと

・風のタイツが最終回を迎えたこと

・その後は漫画家を辞めて肉体労働をしていたこと

などのことは忘れていたので、これらは後藤自身が楽しくなかったからということですよね。

あまりにも辛い現実なのでここらへんを覚えてないことは理解できますが、それでも少し疑問が残ります。

というのも本当に一番楽しかったのは、「妻が行方不明になる前の、3人家族時代ではなかったのか?」ということ。

愛する妻と可愛い赤ちゃんの3人で、思い描いた理想の鎌倉の家で生活している時です。

姫はもちろん生きていることを信じ続けている妻のことも、後藤は深く愛していることが本編では伺えました。

ですが実際には、中目黒の家で姫と2人で四苦八苦しながら漫画を描いていた時代が、後藤にとっては一番楽しかったようです。

このことについて「妻のことはあまり好きではなかった」、「必死で捜索しているのも姫の母親として必要だから」という強引な解釈もありますがこれは違うでしょう。

後藤にとって妻は行方不明だろうが当然生きている存在なので、姿が見えなくても昔も今も変わらないということ。

そして小学生までに成長した姫の姿、さらに漫画家として風のタイツを描けることにも充実感を覚えていたのでしょうね。

さらになんだかんだ言いながらも、自分に付いてきてくれるアシスタント達や、適当で頼りない十丸院など周囲の人間のことも、後藤は愛していたのだと思います。

後藤可久士は歌舞伎役者・石川歳蔵の隠し子だった

かくしごと主人公の後藤可久士には、「3つのかくしごと」が存在していました。

1つ目は、娘には普通のサラリーマンと偽り漫画家をしていたこと

2つ目は、悲劇の漫画家であるのを読者に隠しながら作品を描いていたこと

3つ目は、父親は有名歌舞役者で、自分は愛人との間にできた隠し子ということ

ということになり、「隠し事」「書く仕事」「隠し子と(無理やりw)」と3つあったわけですね。

そしてこの3つ目に関しては、未来編7巻で明らかになります。

後藤可久士は、息子の子の襲名披露がテレビで取り上げられるほどの知名度を持つ、歌舞伎役者・石川歳蔵の妾の子供だったのですね。

現実の梨園でもそんな話はよく聞きますが、後藤可久士の父親は歌舞伎役者で、母親はその愛人だったということです。

さらにその父親からは認知されていないとのことで、子供の頃からかなり複雑な家庭環境で育ったことがうかがえます。

かくしごと本編でも行方不明になった姫に対して、自分が子供の頃に本気の家出をしたことを思い出す描写があるなど、伏線は貼られていましたね。

・姫に対しての溺愛ぶり

・何年もの間、大金をはたきながら行方不明の妻を捜索する、

・鎌倉の家を売らずにずっと持ち続けている

など後藤可久士は少し異常とも思えるぐらい、家族に対して執着心を見せていました。

それも自分自身が父親を知らずに育ったという背景を考えれば、深く納得できる気がしますね。

鎌倉の家はなぜ中目黒の家と同じ間取り・造りだったのか?

かくしごと未来編で舞台となった鎌倉の家。

この家については、本編でもちょくちょくその存在は明かされていましたね。

姫に自分の職業が漫画家であることを知られたくない後藤は、当番制にして出来上がった原稿はすべて、アシスタント達に鎌倉の家まで運ばせていました。

だから鎌倉の家の倉庫には、大量の原稿の山があったわけです。

また姫の母親のお父さんの戒潟魁吏が描いて勝手におくってきた娘(姫の母親)の肖像画も運んでいたことを考えると、姫の目に触れさせたくないものはすべて鎌倉の家に閉まっていたのでしょう。

ではなぜ鎌倉の家が中目黒の自宅と同じだったかですが、これは後藤自身の思い入れの強さからくるのでしょうね。

本編では土地に対して家の大きさが合ってないにも関わらず、わざわざ古い平屋の図面を工務店に持っていき、同じ間取りで家を作らせたというエピソードがありました。

ここから察するに時系列的には、

3人家族時代(姫が赤ちゃんの頃)に少しの期間だけ鎌倉に住んでいた→母親が事故で行方不明になる→中目黒に同じ家を建てて2人で住む

ということだと推測します。

未来編でも3人家族が楽しそうに生活している絵を姫が見つけましたが、なんにせよ鎌倉の家は後藤にとって理想だったのでしょう。

では次にそんな理想の家から、なぜ中目黒に移ったのか?

これは未来編の羅砂と十丸院が、「1人で子供を育てるにはいろいろ大変だった」という会話をしています。

さらに漫画家であることを隠しとおすには、田舎だと目立ちすぎてしまうということですね。

さらに本編では漫画家あるあるとして、「鎌倉病」について描かれていたことがあります。

この鎌倉病というのは締め切りに追われて疲れた漫画家が、現実逃避として急に鎌倉に引越しするというもの。

ですが、

・遠すぎてアシスタントが来てくれない

・お店が閉まるのが遅い

・潮風でペン先が錆びる

などのような理由で、結局東京に戻ってしまうという話でした。

本編ではこの鎌倉病をコミカルに描いていましたが、もしかすると妻を失っているのに悲しむ間もなく娘のために奮闘する、鬼気迫る後藤自身の体験談だったのかもしれません。

このページのまとめ

かなり長くなってしまいましたが、かくしごと未来編のネタバレや伏線・謎の解説をしてきました。

・主人公は歌舞伎役者の愛人の子供
・暴露記事によって風のタイツ最終回・漫画家引退
・妻の捜索費などで経済的に困窮
・姫のために慣れないながらも肉体労働に勤しむ日々
・作業中に事故に遭い1年近く眠り続ける
・目を覚ました後藤可久士には姫が10歳以降の記憶は無かった

ネタバレを簡単にまとめると、以上のような感じですね。

本編がほのぼのとした日常とシニカルなギャグ満載の内容だけに、未来編のギャップには切なさを覚えますね。

そして完結がすでに決定している、かくしごと未来編の結末・最終回のラストの展開はどうなるのか・・・。

真相は原作最終巻の12巻(2020年6月13日発売)、アニメ最終回の12話(2020年6月18日)に明らかになります。。

個人的には記憶を取り戻し、再び漫画家として活動する結末を予想してますが、その最後はいったいどうなるのでしょうか?