世界で一番人気のあるスポーツといえば「サッカー」と答える人が多いと思いますが、ここ日本でもJリーグが発足してプロ化され25年以上が経過しています。
そんなサッカーを題材にした漫画作品は多数あり、その中でも人気のものはアニメ化されていますよね。
このページではサッカーがテーマとなっているアニメについて、おすすめ作品をピックアップしていこうと思います。
どれもルールが分からないレベルのサッカー初心者が観ても、十分に楽しむことができるアニメばかりなので、ぜひ参考にして下さい。
この記事の目次
ジャイアントキリング
リーグジャパンフットボールの1部に所属しているものの、毎年残留争いを続けるETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)という弱小チームの物語。
タイトルの「ジャイアントキリング」というのは、弱者が強者に勝って大番狂わせを演じるという意味だそうです。
そのETUが、元花形選手で引退後はイングランドの5部チームを率いていた、達海猛を新監督として招き入れるところからストーリーが始まります。
このジャイアントキリングが他作品と大きく違う点が、プレイヤーではなく監督である達海が主人公ということですね。
この達海が対戦チームを徹底的に分析し、敵のウィークポイントをいかについていき、自分たちのストロングポイントをどのように出していくのかなど、変幻自在に戦い方を変えていくんです。
達海の型破りでビッグマウスな言動に最初は困惑する選手・スタッフですが、快進撃を続けていくうちに、ETUがドンドンと魅力的なチームへと変貌していくのです。
またサッカーの戦術的な部分だけでなく、リーグ中にキャプテンを変更する、主力選手を一定期間干す、ポジションを強制的にコンバートするなど、
自チームの選手たちを、どのようにマネジメントしていくかなどの描かれ方も非常に面白いですね。
さらに選手をサポートするチームスタッフやスポンサー、スタジアムに駆け付けてくれるサポーター、または地域に住む商店街の人々など
このようなチームをとりまく周囲の人たちにもスポットを当てている点も、他作品にはないジャイアントキリングの大きな魅力の1つですね。
キャプテン翼
日本が世界に誇るサッカー作品であり、サッカーアニメといえばキャプテン翼を置いて語ることはできませんよね。
アニメ第1作は1983年とめちゃくちゃ古いですが、今まで4回にわたるリメイクがされており、内容自体の面白さはいつまでも色褪せることはありません。
大空翼、日向小次郎、若林源三、岬太郎、石崎了といった名キャラクターを生み出し、日本サッカーの発展にも大きく関係しています。
そんな大人気アニメキャプテン翼の醍醐味はなんといっても、人間離れしたスーパープレーですよね。
見方によっては「ギャグ作品なのか?」とも思えるぐらい、異次元技のオンパレード!
試合中に人が空中を舞うなんて当たり前ですし、ゴールネットを突き破るシュートなどド迫力プレーの連続です。
実際に現実世界のサッカーでは、ほとんどが反則なのですがそれはご愛敬w
なんでも作者の高橋陽一さんはサッカーを全く知らない状態で原作を描いていたようで、そこが唯一無二の作品となった理由なのでしょう。
またアニメは世界中で放映されているようで、実際にジダン・デルピエロ・トッティ・イニエスタ・ネイマールなど、世界のスーパースターたちも子供のころにキャプテン翼を見て大きな影響を受けたそうです。
10代以上の人で今までキャプテン翼に1度も触れたことがない人はかなり珍しいと思いますが、じっくり見たことがない人はこの機会にぜひ!
またイナズマイレブンが好きな小さい子供なんかも、絶対にハマると思いますね。
DAYS
運動音痴でサッカー初心者の塚本つくしが、強豪校である聖蹟高校サッカー部に入り、仲間たちと全国制覇を目指すスポ根青春作品。
何の取り柄もない主人公が、愚直なまでの努力と根性によって飛躍的に成長していく様は、多くの人の胸を熱く締め付けるでしょう。
つくしがサッカーを始めるきっかけとなった天才プレイヤー風間、部のキャプテンでプロクラブへの入団が決定している水樹、ほとんど守備をしない俺様型のストライカー大柴、背番号10を背負いチームをコントロールする君下など。
DAYSには主人公のつくし以外にも、注目すべき魅力的なキャラクターが多数存在するところも非常に面白いです。
また専門的なサッカー自体の描写よりも、人物の背景やハートフルな人間模様などに重点を置かれている作品というのも特徴でしょうか。
毎回「これ最終回?」と思えるぐらい、1話1話テンションの高い物語が続くので、普段サッカーを見ない人でも大いに楽しめるでしょう。
目標に向かって努力することや、下手なりにも一生懸命やることの重要さとともに、人との絆を深く学ぶことのできる感動アニメです。
ホイッスル
原作は1998年~2002年まで、週刊少年ジャンプに掲載された漫画。
2002年日韓ワールドカップ前にアニメ化されたので少し古さはありますが、今でも十分に楽しめる作品ですね。
ストーリーはサッカー強豪校に入ったものの、練習参加すらさせてもらえなかった主人公の風祭将が、転校して平凡な公立高校のサッカー部に入部するところからスタートします。
仲間・ライバル達と切磋琢磨しながらがむしゃらに頑張り、徐々に自分の特性を生かす戦い方を学んで成長していくという王道設定ですね。
試合の運び方や各キャラクターの心理描写も巧みですし、また水野竜也・佐藤成樹・不破大地などのイケメンキャラもたくさん登場するので、女性人気が高いのも特徴ですね。
個人的には各チームのスタープレイヤーが一堂に会する選抜編に入ってからは、1話ごとのワクワク感が半端なかったです。
また東京選抜とソウル市選抜の親善試合において、原作では怪我で辞退した佐藤茂樹が切り札としてアニメ版では登場し、風祭と水野の3人でゴールを決める展開は熱いの一言!
知名度もそこまで高くなく、キャラクターと声優のイメージが合ってないなど賛否両論ありますが、一度も見たことがない方には一押しのサッカーアニメですね。
エリアの騎士
2006年から週刊少年マガジンで、10年以上連載していた大人気サッカー作品。
原作は長期連載で中学・高校・プロリーグに渡って描かれていますが、アニメでは主に高校時代の話が中心となっています。
そんなエリアの騎士の大きな見どころの1つは、急転直下の冒頭部分でしょう。
U-15日本代表でも活躍した天才プレイヤーの逢沢傑が、不幸な事故によってなんと亡くなってしまんですね。
そして過去のトラウマによってサッカーから離れていた弟の逢沢駆が、兄の心臓を移植されて一命を取り留め、その遺志を受け継いで再びサッカーと向き合うところから始まります。
この駆がいろいろな悩みを抱えながらも、真っすぐでひたむきな性格・サッカーに対する情熱によって成長していく姿は、まるで我が子を見ているよう。
またエリアの騎士は登場人物がとても多く、イケメン・かわいいキャラもたくさん出てきますし、試合中には丁寧な解説もされているので、女性が見ても分かりやすく楽しめる内容となっています。
さらにサッカー部のマネージャで、駆とは幼馴染のヒロインである奈々がとても可愛いですし、そんな奈々がプレイヤーとしてなでしこジャパンで活躍します!
アニメの作画もきれいですし、青春スポ根はもちろん家族・兄弟愛、チームメイトとの友情、ラブコメなどいくつもの要素がふんだんに盛り込まれているので、幅広い人が楽しめること間違いなしですね。
このページのまとめ
以上、自他ともに認めるサッカー好きの私が、おすすめのサッカーアニメを紹介しました。
取り上げた中ではキャプテン翼が断トツのファンタジーサッカーですが、それ以外の作品はリアルにかなり近いサッカー作品となっています。
どれも普段サッカー観戦をしない人でも楽しめる内容ですが、個人的に一番おすすめしたいのはジャイアントキリングですかね。
単純にサッカーアニメとして楽しめるのはもちろんですが、ジャイアントキリングはその枠を超えていると思うんですよね。
また戦術・心理・マネジメントなど、大人のビジネスマンでも学びになることは大いにあると思います。